2011年3月13日日曜日

Twitter上に流れている情報の「真偽」をすばやく確実に見分ける方法

Check
Share/Bookmark
結論から言うと「そんなものありません」

わ、ちょっと待って、怒らないで!!
そんなことよりも大事なことを今から書くから!!
怒るのは最後まで読んでからにして!!

さておき。

今回の地震に際し、様々な関連情報がウェブやTwitter上に流れています。それは皆さん既に知っておられる通り。

それらは個人発信のものもあれば、報道局や政府等が公式見解として発信しているものもある。つまり言ってしまえば「玉石混合」状態。
しかも悪意をもって流されるデマや、根も葉もない噂まで存在する始末。その中から正確な情報を見つけて役立てたり周りの人と共有したりするのは、ホントに骨の折れる作業だと思います。

僕自身、有用だなぁと思った情報に関しては、すばやくふぁぼったりRTで拡散したりする方です。もちろん、重要な情報を扱うからにはその信憑性を確かめることに非常に神経を使う。間違ってデマ流布させちゃったら一大事ですからね…。でも、自分自身で検証し切れないような内容の情報ってあったりするじゃないですか?

例えば今回で言うと「原子炉のテクニカルな部分で何が正しい情報なのか…」みたいな、要はその道の専門家で無いと判断つきにくいような情報とか、「報道局に勤めてる姉がこっそり教えてくれたんだけど…○○時頃に途轍も無く大きな余震が来るんだって…」みたいな、ウソかマコトか検証するにもどうして良いかわからない類の情報。

そういう情報に出くわしたとき、貴方ならどうしますか…?という話なんですが、皆さんどうでしょう?何も考えずに脊髄反射的に情報拡散しちゃう…?それとも無視を決め込む…?

要は…「情報を取捨選択するための自己ルール、持ってますか…?」ということが言いたいんです。今までにも繰り返し語られてきたことだし、そもそもそんな難しいことじゃないですよね…?にも関わらず、それができていない人が多いように見受けられるわけです、ここ最近のTL眺めてると。

例えば僕は、今回の震災の件に関しては「自分自身で検証し切れなかったり判断つかなかった情報」「あまりに内容が不確かで、且つそれを聴いた人の不安を煽ったり、パニックを助長してしまいそうな情報」に関しては敢えて共有せず、頭の隅に置いておくに留めておこう…と心に決めています。津波のように押し寄せてくる情報を、まずはそんな風にフィルタリングして、結果残ったものに関して検証作業やRT共有なんかをかけるようにすると、自ずと取り扱う情報の質も上がってくるというわけです。

じゃあ「○○に閉じ込められて出られない…誰か助け呼んでくれ!」みたいな内容のツイートも見逃すの?!確かに真偽が分かりにくい情報だけど、人の命が懸かってるかもしれないんだよ?!!と詰られそうな気もしますが、答えは「YES」です。

残念ですが、たとえ人命に関わってて急を要するような内容の情報だったとしても、不確か過ぎて裏を取るにもどうにも取れないものに関しては、自己ルールに従って静観を決め込むことにしています。

例えその情報が真実のもので、それをスルーしたことで実際に人の命が失われる結果になったとしても、僕は「その人を見捨てたヤツだ」という謗りを受けることも辞さない覚悟です。反対にむしろそういった情報に出くわした時こそ、冷静に対処する必要がある。その上で設定した自己ルールだと思ってください。そのことは「この件」知ってる人なら同意して頂けるはず。

ともかく、情報の取り扱いには常に責任と覚悟が付いて回るんだよ、だからもう一度自分自身の「情報との向き合い方」を見直してみないか?ってことを、こんな時だからこそ考えてもらいたいと思ったので、今回の件取り上げてみることにしました。災害時は不確かな情報で周囲を混乱させないことが、何にもまして大事ですからね。

この文章が、実りある情報共有の一助になることを願って止みません。
現段階では被災地の外からできることは限られますが、だからこそまずは慌てず冷静に…そして何事も諦めずに…事の次第を見守っていきませんか…。


0 件のコメント:

コメントを投稿